メタボの定義

メタボとは、内臓脂肪型肥満と高血圧や高血糖、脂質異常のうちの2つ以上の症状が同時に起こる症状を言います。
自覚症状がないことも多く見過ごしがちですが、生活習慣病を引き起こしやすい状態となっているので注意が必要です。

近年、食生活などの影響からメタボになる人は増えています。
メタボになる可能性のある予備軍は、40歳から47歳までの男性では2人に1人、女性では5人に1人だと言われているくらいです。特に40歳以降の男性はメタボにならないように十分な注意が必要と言えるでしょう。

では、メタボの基準はどうなっているのでしょうか?
診断基準は次の4つになります。

まず、内臓脂肪型肥満の診断基準は、お腹周りのサイズで判定されます。立った姿勢で息を吐き、へその高さにメジャーを水平に巻いて測ります。男性なら85cm以上、女性なら90cm以上の場合が内臓脂肪型肥満に該当します。また、病院でのメタボ検診などでは、CTにより内臓脂肪を確認することもできます。

高血圧の診断基準は、最高血圧が130mmHg以上、最低血圧が85mmHg以上のいずれか、または両方の場合に当てはまります。

高血糖の診断基準は、血液中のブドウ糖の数値=血糖値が調べられます。空腹時の血糖値が110mg/dL以上の場合、高血糖の診断となります。正常だと70~100mg/dLであり、126mg/dL以上になると糖尿病になります。

脂質異常の診断基準は、血液中の中性脂肪の値と悪玉コレステロールの値で調べられます。中性脂肪150mg/dL以上、悪玉コレステロール40mg/dL未満のいずれか、もしくは両方の場合、脂質異常の診断となります。過剰な中性脂肪の増加と、悪玉コレステロールの減少が問題となってきます。

メタボとは?

メタボとは、正式名メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の略で、内臓に脂肪が溜まる内蔵型脂肪肥満に加えて高血圧や高血糖、脂質異常といった生活習慣病が一度に複数発症する現象を指します。
メタボリックには“代謝”という意味があり、代謝異常が起きていることを指します。

高血圧や高脂血症、糖尿病などの生活習慣病は、それぞれの病気が独立して進行するのではなく、お腹周りの内臓に脂肪がたまったメタボリックシンドロームが大きく影響していることが分かっています。

肥満といっても、体への脂肪の付き方によって皮下脂肪肥満型と、内臓脂肪型肥満の2タイプにわけられます。
下腹部や太もも、おしりなどの下半身につくタイプを皮下脂肪肥満型と言い、内臓の周りに脂肪がつく内臓脂肪型肥満と言います。洋ナシ型(皮下脂肪肥満型)とかリンゴ型(内臓脂肪型肥満)と分類されます。

洋ナシ型は女性に多く見られます。リンゴ型は、中年以降の男性や閉経後の女性に多くみられます。ぱっと見は太っていなくても、お腹だけポッコリ出ていたら内臓脂肪がたまってきているかもしれないので要注意です。

メタボは誰でもなる可能性がありますが、特に中年になってくるとお腹がぽっこりしていて、「太ってきたな、貫禄が出てきたな」と軽い気持ちで見過ごしてしまいがちですが、メタボになると生活習慣病の併発が怖いので、注意しておく必要があります。
 
メタボは動脈硬化を進行させ、さらに心筋梗塞や脳卒中まで引き起こす危険性まである怖いな病気なのです。